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石炭灰コンクリートブロックによる藻場造成プロジェクト

わが国の全発電量の7割強は,石炭,LNG,石油ほかを燃料とする火力発電でまかなわれています.火力発電無くしてわが国のエネルギー供給は成り立ちませんが,一方で,そのために大量のCO2を排出していることも事実です.地球温暖化等の気候変動をもたらすCO2,排出されたCOを吸収する方法はないのでしょうか?いろいろと提案されている方法の中で優れた方法が緑化です.インドネシアではゴム林やヤシ林が広大に造成され緑化が進められCO2吸収に貢献していますが,さらにCO2吸収と生物涵養機能に優れているのが海中緑化です.弊社は,現在,電力会社,大学と連携して石炭灰とフェロニッケルスラグを含有するコンクリートブロックを製作,藻場ブロックとして,海中に設置しアカモク林造成の試験を行なっています.アカモクは海藻の丈は一年で5m程度にも成長し,葉部は有用食品として,茎の部分は薬効成分として利用されも藻全体を有効に利用できます.現在,石炭灰ブロックを県内沿岸域に設置し,海藻の成長をモニタリングしています.石炭火力発電所で排出されたCO2を,同じく排出された石炭灰で藻場を創造し,CO2を吸収しようとする地球環境的観点からの活動です.

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